狭い部屋での収納を考える際の5つのアイデア! ものの減らし方やスペースの活用方法を紹介

狭い部屋での収納を考える際の5つのアイデア! ものの減らし方やスペースの活用方法を紹介
部屋が広くなく、収納スペースが十分に取れないとモノの置き場に困ります。狭い部屋でももっと上手く収納できないかと、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
 
本記事では、狭い部屋でも上手く収納するためのアイデアを紹介します。家具の配置の仕方や保管サービスの活用についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

狭い部屋での収納を考える際の5つのアイデア

狭い部屋での収納を考える際の5つのアイデア
収納スペースが少ない部屋では、多くの方が家具を増やすことを考えます。しかし、むやみに家具を増やしてしまうと、部屋がさらに狭くなり、利便性が悪く居心地の悪い空間になってしまいます。
 
狭い部屋では、以下の手順で収納を考えることがおすすめです。
 
  • ものを減らす
  • 収納スペースを最大限に活用する工夫をする
  • 部屋を広く見せる工夫をする
  • 収納家具を追加する
  • 保管サービスの活用も検討する
 
それぞれの手順について詳しく説明していくので、ぜひ実践してみましょう。

狭い部屋で収納するための「ものを減らす」アイデア

狭い部屋で収納するための「ものを減らす」アイデア
狭い部屋では、まず「ものを減らす」ことを考えましょう。具体的には「不要なものを処分する」「ものを増やさないようにする」という2点が大切です。それぞれのコツについて解説します。

不要なものを処分する

長年着ていない衣類や読んでいない書籍は、思い切って手放すことから始めましょう。フリマアプリで販売すれば、お小遣い稼ぎにもなります。
 
また、地域のリサイクルショップへ持ち込んだり、知人へ譲渡したりするのも良いでしょう。最近では古着や古本の宅配買取サービスも充実しているため、車がない方でも便利です。
 
使ってない電化製品は、不用品回収業者や購入店舗に引き取ってもらう方法があります。粗大ごみとして処分する場合は、自治体のルールに従って適切に廃棄しましょう。

ものを増やさないようにする

ものを増やさないためには、新しいものを買う前に収納場所を確保できるか検討することが大切です。「一つ買ったら、一つ捨てる」というルールを設けると、むだな買い物を防げます。
 
季節物は使用時期が終わったら処分するか、保管方法を見直すといいでしょう。特に衣類は、シーズンが変わるタイミングで見直すことをおすすめします。衝動買いを避けるため、必要なものをリストアップして計画的に購入する習慣を意識するのが良いでしょう。

狭い部屋で「収納スペースを最大限活用する」6つのアイデア

狭い部屋で「収納スペースを最大限活用する」6つのアイデア
次に収納の工夫について解説します。狭い部屋では収納家具を増やすのではなく、まず今ある収納スペースを工夫して活用することが大切です。こちらでは、収納スペースを最大限に活用する具体的なアイデアを紹介していきます。

つっぱり棒で収納スペースを作る

洗濯機の上部や玄関のシューズボックス周辺など、使い切れていない空間はないでしょうか。使いにくいスペースを有効に活用するには、つっぱり棒の活用がおすすめです。
 
例えば、キッチンではシンク下の空間につっぱり棒を設置すれば、掃除用具や調理器具を吊るせます。クローゼットの中でもつっぱり棒を取り付ければ、ハンガーを掛けられる場所を増やすことができます。
 
突っ張り棒は、100円ショップでも手に入る便利なアイテムです。ビスなどで止める必要がないため、設置も簡単で賃貸住宅でも気軽に使える点が大きなメリットです。
 
ただし突っ張り棒の耐荷重を確認し、掛ける物の重さがその範囲内であることを確認しましょう。耐荷重を超えると、突っ張り棒が落下する危険があります。


また壁の材質や状態を確認することも重要です。石膏ボードやベニヤ板などの弱い壁には、しっかりとした下地が必要です。下地がない場所に設置すると、突っ張り棒が落ちる可能性があります。
 

デッドスペースに衣装ケースやカラーボックスを置く

ベッドの下やソファの後ろなど、普段目につかない場所の活用も検討してみましょう。例えば、ベッド下に衣装ケースを滑り込ませれば、オフシーズンの衣類や寝具を収納するスペースとして活用できます。
 
また押し入れの奥行きが深い場合は、カラーボックスを並べて整理すると便利です。引き出しタイプなら、奥にある衣服なども取り出しやすくなります。
 
クローゼットの床にも、低めの収納ボックスを置いてみましょう。靴やバッグなど、かさばるものをすっきりとしまえます。

隙間収納ラックを活用する

キッチンの冷蔵庫脇などの隙間も、専用の収納ラックを使えば収納スペースとして活用できます。冷蔵庫横の数センチの空間に収められる収納ラックが市販されているので、調味料やラップ類を収納するスペースとして活用してみてはいかがでしょうか。
 
キャスター付きのタイプを選べば、掃除の際も楽に動かせて便利です。幅が10cm程度のものもあり種類も豊富なので、部屋の状況に合わせて選んでみましょう。洗面所やトイレでも活用できるので、タオルやトイレットペーパーの予備を収納するのにぴったりです。

壁面収納を作る

たくさんの収納家具を床においてしまうと、部屋が狭く感じます。空間を有効に活用するには、壁に取り付けるシェルフを活用しましょう。
 
DIY初心者でも、市販の突っ張り式のシェルフなら簡単に設置可能です。観葉植物や写真立てを飾れば、おしゃれなディスプレイスペースにもなります。
 
ただし突っ張り式のシェルフを設置する際は、耐荷重や壁の素材に配慮が必要です。耐荷重を超えたものをかけると落下する危険があり、石膏ボードなどの弱い壁は傷む可能性があります。
 
シェルフにフックを取り付ければ、コートやバッグを掛けるスペースとしても活用可能です。玄関や寝室の壁に、荷物をかけられる場所があると便利です。

棚の中は仕切りやファイルボックスで整理する

棚の中は、100円ショップの仕切りケースを使って整理整頓しましょう。仕切りケースを活用すれば無駄なく小物を収納でき、種類ごとに分類しておけば必要なものがすぐに見つかります。
 
キッチンの収納では、ファイルボックスを使うと便利です。調味料やレトルト食品を立てて収納すれば、奥のものまで一目で把握できます。
 
衣装ケースの中も、仕切りを入れることで効率的に収納できます。下着や靴下などの小物類も、きちんと整理できるようになるでしょう。

シーズンオフのかさばるものを圧縮袋に入れる

冬物のダウンジャケットや厚手のセーターは、圧縮袋に入れることで収納スペースを大幅に節約できます。空気を抜くと、体積が3分の1程度になります。
 
ハンガー付きの圧縮袋を使えば、クローゼットに吊るしたまま保管できるので便利です。布団や毛布などのかさばる寝具類も、圧縮袋を活用しましょう。圧縮袋を活用する場合には防虫剤や乾燥剤を一緒に入れておけば、長期保管でも安心です。

狭い部屋を「広く見せる」アイデア

狭い部屋を「広く見せる」アイデア
 
狭い部屋では収納家具をなるべく置かないことが大切ですが、まったく使わないことも難しいでしょう。そこで家具を置く場合には、配置を工夫しましょう。
 
家具の配置を工夫するだけで、狭い部屋であっても広い印象を持たせることが可能です。具体的には玄関から見て、奥に向かって徐々に高さのある家具を並べるのがポイントです。
 
奥に行くにつれて高さのある家具が並ぶと、天井までの抜けが強調されます。部屋全体の高さが感じられ、より広く開放的に見えるようになるでしょう。また、背の高い家具は窓際を避けて配置することが大切です。自然光を遮らないよう気をつけることで、部屋が明るく感じられます。
 
 

狭い部屋に「家具を追加する」アイデア

狭い部屋に「家具を追加する」アイデア
 
家具を追加する場合には、どのような製品を選ぶかも大切です。適切な家具を使えば、狭いスペースを最大限に活用でき、部屋の圧迫感も減らせます。こちらでは、家具選びの際のコツを紹介します。

一台で二役の収納家具を選ぶ

限られたスペースを有効活用するなら、収納付きの家具がおすすめです。例えば収納付きのベッドを選べば、スペースを有効活用できます。引き出しが付いているタイプなら、寝具や衣類をたっぷり収納できるでしょう。
 
ソファ選びでも、座面が開く収納付きの製品を検討してみましょう。普段使わない書類などを収納するスペースとして最適です。テレビボードも、DVDやゲーム機を収納できるタイプを選べば便利です。収納家具を活用することで、リビングがすっきりと片付いた印象になります。
 

圧迫感のないデザインの家具を選ぶ

狭い部屋では、圧迫感のないデザインの家具を選ぶこともポイントです。例えば、脚付きの床から浮いているデザインの家具を選べば、お部屋が広く感じられます。脚付きのチェストや本棚は、掃除もしやすくて便利です。
 
また、背面や側面に板がないオープンシェルフの活用もおすすめです。シェルフの後方が抜けて見えるため、圧迫感が少なく開放的な印象を与えます。見せる収納として活用すれば、おしゃれなインテリアにもなります。
 
家具の色は、白やナチュラルカラーを選びましょう。薄い色は圧迫感を減らし、軽やかな雰囲気を与えてくれます。

狭い部屋で収納が足りない場合は「保管サービスの活用」も検討しましょう

狭い部屋で収納が足りない場合は「保管サービスの活用」も検討しましょう
季節物の衣類や使用頻度の低いモノは、トランクルームに預けることを検討してみても良いでしょう。月額料金は会社によって異なりますが、新たな家具を増やすよりも効果的な場合があります。
 
また衣類は、クリーニング店の保管サービスが便利です。コートやダウンジャケットなど、かさばる衣類をシーズンオフの間預かってもらえます。
 
宅配型のトランクルームサービスなら、スマートフォンで荷物を管理できます。必要なときだけ取り寄せられるので、普段の収納スペースを有効活用できるでしょう。

狭い部屋では既存の収納スペースを最大限に活用できるアイデアを取り入れよう

狭い部屋では既存の収納スペースを最大限に活用できるアイデアを取り入れよう
狭い部屋での収納は、まずものを減らすことから始めることが大切です。その上で既存の収納や部屋のデッドスペースを有効に活用して、モノを収納する工夫をしてみましょう。家具を置く際は、一台二役の収納家具や圧迫感の少ない物を選ぶことで、快適な空間を作れます。
 
どうしてもモノが収まらない場合は、保管サービスを利用しましょう。トランクルームやクリーニング店の保管サービスは、季節物などの収納場所として便利です。
 
こちらで紹介したアイデアを組み合わせることで、限られた空間でも快適な暮らしを実現できます。ぜひ自身の生活スタイルに合わせて取り入れてください。