マンションで飼いやすい犬の特徴と種類を紹介!  飼育の注意点や役立つアイテムも解説マンションで飼いやすい犬の特徴と種類を紹介!  飼育の注意点や役立つアイテムも解説

マンション住まいであっても、かわいい犬と一緒に暮らしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。ペット可のマンションは数多くありますが飼育には注意点があり、理解しておかないと他の居住者との間でトラブルが起こる可能性があります。
 
この記事では、マンションでも飼いやすい犬や、飼育の注意点について紹介します。これからマンションで犬を飼う予定の方は、ぜひ参考にしてください。

マンションで飼いやすい犬の特徴

マンションで飼いやすい犬の特徴
 
マンションで飼う犬は、どんな犬種でも良いわけではありません。マンションに不向きな犬種を選ぶと、居住者とのトラブルが発生しやすくなります。またマンションの規約によっては飼育できない犬種もいるので注意が必要です。こちらでは、マンションで飼いやすい犬の特徴について紹介します。

10kg未満の小型犬

マンションでは、10kg未満の小型犬がおすすめです。小型犬は室内のような限られたスペースでも、ストレスを感じにくい傾向があるためです。また抱きかかえて移動もしやすいため、エレベーターや共用部分での移動にも不便がありません。
 
ペット可のマンションでも中型犬以上は認められない場合が多いため、小型犬を選ぶことで管理規約にも抵触しにくくなります。多くのマンションでは「10kg未満の小型犬」など具体的な制限が設けられているので、既に住む物件が決まっている方は確認しましょう。

性格が穏やか

マンションでの飼育において、犬の性格もたいへん重要です。隣近所への騒音対策を考えると、穏やかな性格で無駄吠えが少ない犬が最適です。特に集合住宅であるマンションでは、犬の吠え声が直接のトラブルになることもあります。穏やかな性格の犬は、人間や他の動物に対してもフレンドリーで、初めて飼う方にもおすすめです。

抜け毛や体臭が少ない

マンションでは、抜け毛や体臭が少ない犬種を選びましょう。共用部分を頻繁に利用するマンションでは、抜け毛や体臭が他の居住者に迷惑をかけてしまうためです。
 
抜け毛や体臭は、シャンプーやブラッシングでも一定程度は防げます。しかし、元々抜け毛や体臭が少ない犬であれば、ケアの手間が減るため安心して飼育できるでしょう。

マンションで飼いやすい犬種

マンションで飼いやすい犬種
マンションで飼いやすいと言われている犬種は複数あります。こちらでは、中でも特に人気のある5つの犬種を紹介します。

トイプードル

トイプードルは、マンションで飼いやすい犬種として人気があります。トイプードルの特徴は、穏やかでフレンドリーな性格です。無駄吠えが少ないため、他の住民に迷惑をかけにくい犬と言えます。抜け毛や体臭が少ない点も大きなメリットです。
 
またトイプードルは賢く、しつけがしやすいことでも知られています。特に犬の飼育に慣れていない方にとっては、トイプードルは有力な選択肢になるでしょう。

チワワ

チワワは、小型犬の中でも特に小さな体格が特徴です。限られたスペースでもストレスなく生活できる上、体重が軽いため部屋の中で走り回っても、階下に音が響きにくいことがメリットです。また、体臭が少なく室内飼いに適した犬種としても知られています。
 
ただしチワワは警戒心が強く、マンションで飼うにはしっかりとしたしつけが必要になります。しつけを怠ると吠えやすくなるため、飼い主は根気よく教えていくことが大切です。チワワはしっかりとしたしつけを行えば、忠実で愛らしいパートナーになります。

パグ

パグはその愛らしい外見と、穏やかな性格で知られています。警戒心が低く、吠える声もあまり通らないためマンションでの飼育に適しています。隣人への騒音問題を避けたい方にとって、パグは理想的な選択肢です。
 
また短毛のため抜け毛の掃除も比較的簡単で、手入れの負担が少ない点もメリットです。パグは社交的で、他のペットや人間ともすぐに仲良くなる傾向があります。家族の一員としてすぐに馴染み、マンションでの暮らしをより楽しいものにしてくれるでしょう。

マルチーズ

マルチーズは、その小さな体と白く美しい被毛で人気のある犬種です。穏やかな性格であるため、無駄吠えをあまり心配することがありません。被毛は豊富ですが抜け毛が少なく、室内や共用部分を汚しにくいことも大きなメリットです。
 
小さい体である上に運動量も少ないため、室内の限られたスペースでもストレスを感じることはありません。短い散歩でも十分な運動となるため、初めて犬を飼う方にもおすすめの犬種です。

シーズー

シーズーは、愛嬌のある顔と長くて豊かな毛が特徴の犬種です。穏やかな性格で無駄吠えが少ないことから、マンションで飼う犬として人気があります。また抜け毛が少ないため、マンション内を清潔に保ちやすいこともメリットです。
 
ただし性格が頑固であるため、シーズーのしつけには注意が必要です。そのため「指示の言葉を統一する」「ダメなことははっきり伝える」といった方法で根気強くしつけていくことが効果的です。

マンションで犬を飼う際の注意点

マンションで犬を飼う際の注意点
マンションで犬を飼う際には、他の居住者とのトラブルを防ぐためにルールの遵守や騒音などに対する配慮が欠かせません。こちらでは、マンションで犬を飼う際にあらかじめ理解しておくべき注意点を紹介します。

入居条件を確認する

ペット可のマンションであっても、飼育可能な頭数やサイズに関する細かなルールがあります。入居前には必ず管理規約を確認し、自身が飼おうとしている犬が規約に適合しているかどうかを確認しましょう。
 
また犬を飼う際には、管理会社に「犬の種類・サイズを記した申請書」や「予防接種の証明書」などの書類の提出が必要な場合があります。ペット飼育の手続きや確認を怠ると、後々トラブルになる可能性があるため、管理規約は必ず確認するようにしましょう。

共用スペースのルールを確認する

多くのマンションでは、他の居住者とのトラブルを避けるため、廊下やエレベーターなど共用部分を通る際のルールが設けられています。例えば「共用スペースでは犬を抱きかかえる」などのルールが挙げられます。
 
共用部分のルールを守ることは、マンション全体の秩序を保つためにも重要です。他の住民との関係を良好に保つためにも、ルールをしっかりと守りましょう。
 
 

近所に報告・挨拶する

新しく犬を飼い始めた際には、両隣や上下の部屋に住む方々に報告することが大切です。報告の際には「迷惑をかけることがあれば知らせてほしい」といった旨を伝えておくことで、相手の心象が大きく変わります。誠意を持って挨拶をすることで、良好な近隣関係を築けます。
 
また近隣住民とすれ違った際には挨拶をするなど、普段からコミュニケーションを取っておけば、万が一トラブルが起こってしまった場合でもスムーズに対処できるでしょう。

床や壁の傷対策を行う

犬を飼うと床や壁に傷がつきやすくなるため、あらかじめ対策しておくことが大切です。部屋を傷つけてしまうと、賃貸物件の場合には退去時に修繕費が余計にかかってしまう可能性があります。
 
具体的には床にはマットやカーペットを敷き、犬が走り回っても傷がつかないようにするなどの方法が挙げられます。また壁には、犬がひっかいても良いように保護シートを貼ることも効果的です。犬の行動を予測して適切な対策を取ることで、安心してマンション生活を楽しめるでしょう。

バルコニーや共用部分でブラッシングしない

バルコニーや共用部分でのブラッシングは止めましょう。バルコニーでブラッシングを行うと、抜け毛が風で飛んで他の部屋や共用部分に落ちてしまう可能性があります。
 
ブラッシングは、自身の部屋の中で行うことが基本です。室内に抜け毛が落ちることが気になる方は、浴室や玄関など掃除しやすい場所で行いましょう。
 
また、犬のブラッシングやシャンプーができるサービスを利用すると便利です。大阪府・奈良県・愛知県・三重県で複数の店舗を展開する「K・DogSpa」では、バブルバスやシャワーを利用できます。定期的に利用してケアすることで、抜け毛や臭いなどのトラブルを防げるでしょう。
 
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【対策別】マンションで犬を飼う際に役立つアイテム

【対策別】マンションで犬を飼う際に役立つアイテム
マンションでは汚れや騒音など、居住者に迷惑をかけないように気を遣うことが多くなります。しかしマンションでの犬の飼育に役立つアイテムを活用することで、周囲への影響に過敏にならずに済みます。

共用部分の汚れ対策

マンションの共用部分を清潔に保つためには、スリングやバッグが便利です。スリングやバッグに犬を入れて移動すれば、抜け毛や汚れを防げます。
 
抜け毛対策としては、犬服を着せることも効果的です。犬服は抜け毛が落ちることを防げるため、共用部分を汚さずに済みます。さらに犬服は見た目もかわいらしいため、他の居住者に良い印象を持ってもらえるでしょう。
 
マンションによっては「ペットの足洗い場」がある場合もあります。散歩帰りの汚れた足を洗ったり、場合によってはペットを洗うこともできます。

騒音対策

階下への騒音を防ぐためには、マットやカーペットを敷くことが効果的です。マットやカーペットは犬が走り回っても音が響きにくくなる効果が期待でき、床の傷対策にもなるためおすすめです。
 
また、布製などの「音の出ないおもちゃ」を用意するのも良いでしょう。おもちゃは犬がストレスを発散する手段として効果的で、布製のおもちゃであれば騒音の心配もありません。

体臭対策

犬の体臭を抑えるためには、日常的なブラッシングやシャンプーが欠かせません。ブラシには様々な種類がありますが、先端が軟らかく肌を痛めるリスクが低いシリコン製がおすすめです。
 
体の汚れ対策には、ペット用のウェットシートを用意しておくと便利です。気軽に使えるため、すぐにシャンプーができない場合に重宝します。また顔周りなど細かいところも拭いてあげられるため、パグなど顔にシワの多い犬種には特におすすめです。
 

マンションで飼いやすい犬を選ぶだけではなく、周囲への配慮や対策をしましょう

マンションで飼いやすい犬を選ぶだけではなく、周囲への配慮や対策をしましょう
マンションで犬を飼う際には「性格が穏やか」「抜け毛が少ない」などの特徴を持った犬種を選ぶことが大切です。ただしマンションでの飼育に適した犬種であっても、周囲への配慮や汚れなどの対策を十分に行うことは欠かせません。
 
特にマンションの共用部分での抜け毛や騒音は、他の居住者とのトラブルに発展しやすいため注意が必要です。ストレスなく愛犬とのマンションでの暮らしを楽しむためには、日々のケアやしつけを怠らないようにしましょう。
 
近鉄不動産が展開するリノベーション賃貸レジデンス「Refio(リフィオ)シリーズ」では、ペットを飼っている方専用の部屋タイプも用意されています。ペット可物件を探している方は、ぜひ検討してください。
 
ディスクリプション
マンション生活であっても、かわいい犬と一緒に暮らしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。この記事では、マンションでも飼いやすい犬や飼育の注意点について解説します。他の居住者に迷惑をかけてしまわないかと不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。