近鉄不動産株式会社(本社:大阪市天王寺区、以下「近鉄不動産」)と近畿大学(大阪府東大阪市)は、近鉄不動産が所有する近鉄奈良線「河内小阪」駅前の土地の一部を、近畿大学の起業を志す学生のための事業検証の場として活用することとなりましたので、お知らせいたします。

 本取り組みは、近鉄不動産と近畿大学が協力して起業を志す学生を支援するもので、河内小阪駅前の土地活用方法を検討していた近鉄不動産と、学生の起業支援に利用できる場を模索していた近畿大学が、今般連携することとなりました。近畿大学が、起業を志す学生を募集して近鉄不動産に紹介し、近鉄不動産は当該学生が企画した事業の検証の場として本土地を提供します。

 第一弾は12月9日(月)、近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA(キンキュバ)」の法人登記・開業支援プログラムを受講した上夷 慶大さん(経営学部3年生)が事業検証を実施します。移動式古着屋のサービス検証を目的として、衣服のリユース販売や古着のリメイク体験を実施します。

 近鉄不動産と近畿大学は、この取り組みを通して学生の起業支援を行ってまいります。

 
近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム(KINCUBA)とは

 医学から芸術まで網羅する多様な研究分野や、58万人を超える卒業生ネットワーク、モノづくりのまち東大阪市・八尾市の地域特性、最先端のDX技術など、総合大学としての強みを生かして学生や研究者の起業を支援するため、近畿大学が全学をあげて取り組んでいる起業支援プログラムです。起業をめざすために必要な学びやマッチングのサポート、各分野のメンターによる相談受付、キャンパスを活用した実証実験など、起業マインドの醸成から法人設立・事業展開まで一貫した支援を行っています。なお、「KINCUBA(キンキュバ)」とは、"KINDAI"と"INCUBATION"を組み合わせた造語です。令和4年(2022年)10月には、近畿大学発ベンチャー企業を生み出す拠点として、学生が24時間利用でき、法人登記も可能なインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp」をオープンしました。 
河内小阪駅前土地の一部
開催イメージ