街タグvol.19

大阪心斎橋さんぽ

多彩な顔を持つトレンドのまち
大阪心斎橋さんぽ

What’s Shinsaibashi? 「東の銀座、西の心斎橋」といわれ、
現在は多彩な表情を持つ街に。

かつて東京・銀座と並び称された心斎橋。江戸時代から呉服店をはじめとする様々なお店が集い、現在も国内有数のショッピングゾーンとして賑わいを見せています。ファッションやインテリアなどのトレンドがギュッと詰まっているのが、心斎橋の大きな魅力。さらに、大阪屈指の繁華街である難波へ歩いて行けるほか、地下鉄御堂筋線・長堀鶴見緑地線の2線が使え、淀屋橋まで3分、梅田まで6分、新大阪まで13分、天王寺まで9分と、大阪市内各所へスムーズにアクセスできる立地も、この街の大きな特長です。

新橋交差点(心斎橋駅前)

一言で「心斎橋」といってもエリアごとに多彩な表情を持っています。たとえば、「心斎橋筋」は、ファストファッションのショップが立ち並び、大勢の人が商店街を行き交っています。御堂筋沿いには大丸心斎橋店やハイブランドのショップが軒を連ね、ラグジュアリーな雰囲気。その西側に広がる「西心斎橋」は、ハイセンスなお店が集う堀江や南船場に隣接し、長堀通に近い北側には、人気のコーヒーショップやカフェが集まり、落ち着いたゾーンに。一方、「東心斎橋」は、歓楽街として賑わいを見せています。

Shinsaibashi Shopping Guide ハイブランドもファストファッションも。
華やぎと賑わいのあるストリート
「御堂筋&心斎橋筋」。

地下鉄「心斎橋」駅を中心とする御堂筋沿いは、世界的に知られるハイブランドが大型の路面店を構え、ブランドショップストリートとして知られています。老舗百貨店の「大丸心斎橋店」やファッションビル「心斎橋オーパ」もあり、御堂筋沿いは華やかな雰囲気。一方、御堂筋の東側にある「心斎橋筋商店街」には、H&MやZARA、ユニクロ、GUといったファストファッションの大型店がそろうほか、様々なアパレルブランドのショップが集結して、いつも賑やかです。ラグジュアリーな逸品から普段使いのアイテムまで、コンパクトな範囲で見つけることができる心斎橋は、お買い物好きにはたまらない街といえます。

心斎橋筋商店街

大丸心斎橋店

心斎橋オーパ

心斎橋筋商店街

長堀通から道頓堀に向かって南北に約580m続く商店街。ファッション・雑貨のショップからドラッグストア、飲食店など180店舗以上が軒を連ねています。

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大丸心斎橋店

その歴史は1726年までさかのぼることができる老舗。本館(改装中)と北館、南館で構成され、最旬のコスメ・ファッションから食品まで充実の品ぞろえが魅力。

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心斎橋オーパ

心斎橋駅直結の本館と、きれい館で構成されるファッションビル。個性的なレディスブランドやファッション雑貨、コスメなどが集結しています。

心斎橋オーパ公式サイトはこちら


Shinsaibashi Cafe Guide カフェの激戦区!?
「西心斎橋」でゆったりと。

華やぐブランドショップストリートから一歩西へ入った「西心斎橋」は、南北に広がる細長いエリア。長堀通に近い北側には、コーヒー専門ショップやパンケーキの人気店など、地元でも評判高いカフェがいくつもあります。お買い物の合間にひと休みしたり、お気に入りのカフェを見つけたり、堀江や南船場に隣接しているので、散策ついでにぶらりと立ち寄ってみてはいかが。

心斎橋焙煎所

スペシャリティーコーヒーをはじめ、世界中から厳選した生豆を深煎りから浅煎りまで自家焙煎し、国内トップクラスのバリスタがブレンド。焙煎で豆の甘さを引き出し、個性的にブレンドしたコーヒーが、エスプレッソやドリップ、水出しなどで多彩に味わえます。バリスタによる見事なラテアートも楽しみ。

大阪市中央区西心斎橋1-10-1
Tel 06-4708-8658

[時]11:00~21:00/[休]無休/[料]ドリップコーヒー ショート350円 カフェラテ ショート420円

心斎橋焙煎所公式サイトはこちら

ELK SHINSAIBASHI本店
(エルク心斎橋本店)

こだわりの卵を使用し、たっぷりのメレンゲを加えたふわふわ生地のスフレパンケーキが大人気。入荷次第では宮古島の蜂蜜も楽しめる「はちみつとホイップバター」などスイーツ系が8種、ミール系が3種そろい、リコッタチーズやジャム、ソースなどもすべて手作り。フレンチトーストやエッグベネディクトも評判です。

大阪市中央区西心斎橋1-10-28
Tel 06-6245-3773

[時]10:00~22:00LO(ドリンクは22:30LO)/[休]元旦のみ/[料]はちみつとホイップバター(3枚)972円(宮古島のはちみつはプラス54円)

ELK公式サイトはこちら

Column「心斎橋」という名の橋は、どこにある?

大阪には、心斎橋や四つ橋、長堀橋、淀屋橋、京橋など、「橋」のつく地名がたくさんあります。中には、その橋が見当たらないなんてことも。心斎橋も、なにげに歩いていると橋の存在には気づきませんが、実は心斎橋筋と長堀通が交差する場所で、橋の面影を偲ぶことができます。もともと心斎橋は、1622年に長堀川を開削した岡田心斎によって、長堀川に木造の橋が架けられたのが起源といわれています。
明治6年に鉄橋となり、明治42年には石橋に架け替えられ、昭和39年に長堀川が埋め立てられた際に陸橋となりました。平成9年にクリスタ長堀が完成してから橋としての体裁はなくなりましたが、地下街の上にあたる長堀通の中央分離帯に橋の一部を保存。時代とともに形を変えてきた心斎橋ですが、その姿は今も見ることができます。

左写真:鉄橋時代の心斎橋南詰(明治大阪写真集・大阪市立中央図書館所蔵)
右写真:心斎橋望北 大正中頃 (明治大正昭和の大阪写真集 6 ・大阪市立中央図書館所蔵)


Minamisenba & Horie Shopping Guide 「南船場・堀江」の
高感度なショップを巡って。

心斎橋に隣接する南船場から堀江にかけては、お洒落で個性的なセレクトショップやインテリアショップ、雑貨のお店、カフェなどが数多く集います。たった一つのものでも、気持ちを豊かにしたり、個性をプラスしてくれる何かに出会えそうな、高感度なショップの数々。そんなお店巡りを、気軽にお散歩感覚で楽しめるロケーションも、心斎橋の魅力です。

QUE sera sera(ケ セラ セラ)

アメリカやイギリス、メキシコ、ドイツなど、海外のローカルアーティストを紹介することをテーマに、ナチュラルで温もりのあるアートやアクセサリーを展示販売。ポジティブなメッセージやエコロジカルな手法で世界的な人気を集める「HOLSTEE」のポスターにも注目です。

大阪市西区北堀江1-12-10 山田ビル1F
Tel 06-6534-5855

[時]13:00~19:00/[休]日曜・祝日/[料]HOLSTEEのポスター12,000円~、KOSTKAMMのヘアアクセサリー2,500円~

Columnインテリアショップなどが集う立花通り(オレンジストリート)

家具の街として知られる「堀江」。そのメインストリートが立花通り(オレンジストリート)です。1990年代後半からアパレルショップやカフェが続々とオープンし、辺りは大阪屈指のお洒落なエリアに。800mも続くオレンジストリートの周辺には、現在も様々なテイストのインテリアショップが集まり、家具探しにはうってつけの場所。気鋭のアパレルブランドや雑貨店も点在し、センスと個性が楽しめます。

Shinsaibashi Gourmet Guide 一度は食べたい心斎橋人気グルメ。

大阪ミナミの中心・心斎橋だからこそ、おいしいお店もいっぱい。この地に根を下ろした名店あり、最先端のトレンドフードあり。そんな数あるお店の中から、並んででも、予約をしてでも一度は食べてみたい人気グルメをご紹介しましょう。

LUKE’S 心斎橋店(ルークス)

行列ができる、マンハッタン発のロブスターロール専門店。ロブスターはアメリカ・メイン州で漁師から直接買い付ける新鮮で良質なもの。旨みが凝縮した爪と掌の部位をたっぷり使い、レモンバターとシーズニングだけのシンプルな味付けが、素材の味を引き立てます。ロブスターロールのほか、クラブロールやシュリンプロールと組み合わせたメニューも人気。

大阪市中央区心斎橋筋1-3-21
Tel 06-4704-8297

[時]11:00~21:00/[休]不定休/[料]ロブスターロール レギュラー980円、US 1,580円、TASTE OF MAINE(ロブスター&クラブ&シュリンプ)1,980円

LUKE’S 公式サイトはこちら

Le Clos 西心斎橋(ル・クロ)

幅広い分野で活躍する黒岩功シェフのフレンチレストラン。一番人気のオードブル「生うにのムースと焼き茄子のラグー温度玉子のソース」など、和の素材をバランスよくアレンジした本格フレンチが、お箸で気軽にいただけます。路地裏の町家を改装した隠れ家のような店内には、温もりのある和テイストの個室も。ランチ、ディナーともにリーズナブルで、かなりの人気店なので、ぜひ予約を。

大阪市中央区西心斎橋2-3-22
Tel 06-6211-1644

[時]11:30~14:00LO、18:00~21:30LO/[休]月曜(祝日の場合は翌日休)、火曜のランチ/[料]ランチ Aコース1,670円、ディナー ル・クロコース5,400円

Le Clos公式サイトはこちら