「核」となる部分を守る

首都圏における分譲マンションの商品企画と品質管理の2つの業務を担当しています。
商品企画とは用地担当が購入してきた分譲マンション用地にターゲットやコンセプトを設定し、そのターゲットやコンセプトに合ったマンションの外観やマンションの間取り、住宅設備などを決める業務です。
私自身は商品企画の業務を、マンションを「彩る」業務であると考えています。そして品質管理とは近鉄不動産の「ローレル」シリーズとしてのクオリティを維持するための業務です。設計会社の方が作成した図面のチェックや販売用資料のチェック、工事現場でゼネコンの方との打ち合わせや検査を通し、「ローレル」として相応しいマンションづくりをしています。
その中で、会社という組織だからこそ挑戦できる規模の大きさに非常に面白さを感じています。特にそれを感じたのは私が担当している100戸超物件で外観デザインを決定する場面でのことです。
社内外問わず多くの人の意見や要望・法令上の制限がある中で、意見をまとめ上げることは非常に難しいと感じましたが、その分達成感や面白さを感じられた瞬間でした。また、マンションの外観デザインは感覚的な部分が大きく、デザイナーの方の思いを言語化して社内で合意をとるという点においても非常に難しさとやりがいを感じる業務でもありました。
日々、新しい業務に取り組む中で、私は「核」となる部分を守ることを意識しています。これは高校時代まで続けてきた野球と大学・大学院での研究をはじめとした取り組みにおいても守り抜いてきたことです。
マンションの商品企画の中では「これだけは絶対にこのマンションに住む人にマッチする」と感じるものと「これはあればより良いマンションになる」と感じるものがあると考えています。近年では工事費の上昇によりコスト調整が必要なことが多くありますが、「これだけは絶対にこのマンションに住む人にマッチする」と感じるものに関してはその「絶対」の部分を言語化し、それをそのままマンションに反映させることを意識しています。
成長できる環境が整っている

高校時代まで大阪で育ったため、近鉄不動産は身近な存在でした。その中で発注者として開発に携われるデベロッパーが最も自身の思いを形にできると考えたことから興味を持ち選考に参加しました。
大学院時代に都市計画学を専攻しており、自身の研究の中で人口減少時代にも維持可能であり、合理的な都市計画に重要な要素の一つとして駅の有無がありました。駅を持つ私鉄の中で最も長い路線距離を有効活用できる近鉄不動産であれば、自分の思い描く街づくりが可能であると考え、さらにインターンシップや選考を通しても駅や沿線を大切にして街づくりをしていると感じたため入社を決意しました。
そして驚いたことは若手にも挑戦できる環境が十二分にある点です。入社前に思い描いていた社会人1年目は先輩の下について指示を受けながら業務を覚えていくと考えていました。しかし、配属されてすぐに自身の担当物件を3物件いただき、物件のことは自分自身で決められるような環境を与えていただけました。そのような環境を受けて、右も左もわからないながらも日々奮闘しながら業務に従事したことで非常に成長できたと感じています。
数多ある会社の中で自分が入社する会社を1社決めるということは非常に難しいと思います。ただ、自分が正しいと確信できるものは論理的なものでも感情的なものでも正しいと思うことが自分の経験上、非常に多いです。自分は近鉄不動産に入社することが正しいと確信でき、実際に正解であったと考えています。皆さんも入社することが正しいと確信できる1社を見つけて欲しいなと思います。
休日の過ごし方

旅行が大好きです。写真は学生時代に訪れたフランスの写真です。
街や文化、人など自分が知らなかったものに出会えるということが自分の性に合っていると感じています。今は一級建築士試験の勉強中なので、試験が終われば週末を利用して訪れたことが無い国や都道府県に行きたいと思っています。