首都圏事業本部　企画情報部

私は現在、首都圏事業本部 企画情報部に所属し、主に自社保有資産の活用の検討に携わっています。

具体的には、現在計画中の商業+賃貸マンションという構成の物件において、周辺マーケットの調査から、ターゲット設定、コンセプト検討等を行っています。

また、商業部分では、テナントリーシング、賃貸マンション部分では、どのような面積の、どのようなプランをつくるのかというところから、住宅設備スペック、住宅共用部の企画検討と幅広い業務を行っています。

答えがない中で、関係者全員が納得するような結論を導き出すというところがこの仕事の難しさだと感じています。特に、現在、他社と共同事業を行っている中で、方針もルールも違う会社同士で、合意を取りながら事業を進めていくというのは、さらに難しいなと感じますが、その分実際に建物が出来上がった際の達成感は大きいのだろうなと感じています。

また、仕事をする上では「何事も素直に」を意識しています。仕事をしていると、毎日知らないこと、分からないことに出会います。そのため、素直に訊いてみる、聞き入れてみることを心がけています。この先部署が変わって、また知らないことだらけになっても、素直に取り組んでいきたいです。

そして、今後の目標としては「都市計画」と「建築」と「不動産」の３つの視点をスムーズに行き来できる人材になりたいと思っています。私は学生時代、「建築」と「都市計画」を専攻しており、これらは、つながってはいるけれど、別物であるため、考え方のシフトチェンジに苦労しました。

近鉄不動産に入社したことで、そこに「不動産」が加わりました。これもやはり全くの別物で、考え方を習得するにはまだまだ時間がかかりそうですが、これら３つをマスターし、重宝される人材になりたいです。

学部生の頃、友人が選考を受けており、太鼓判を押していたことが近鉄不動産を知ったきっかけです。私はその後大学院へ進学し、まちづくりについて学ぶ中で、幅広く、様々な角度から「まち」にかかわりたいと思い総合デベロッパー業界を中心に就活をしていました。

その時に友人の言葉を思い出し、選考に参加しました。インターンシップや選考に参加する中で、デベロッパーでは少数派であろう穏やかな会社の雰囲気と社員の方々の温かい人柄に魅力を感じ入社を決めました。

首都圏事業本部は特に同期が少ないので、その分、上司や先輩との距離も近いですが、皆さん優しい方ばかりです。首都圏の方々はもちろんですが、本社へ電話した際も、入社から首都圏にいるため、会ったこともない私の電話に優しく丁寧に対応してくださり、入社前の感覚は間違っていなかったなと感じています。

また、社内だけでなく、グループ内のノウハウを共有できることが近鉄不動産の強みだと思っています。不動産開発には様々な分野の知識や経験が必要になります。そのため、実際に今行っている計画でも、リーシングの際には近鉄百貨店や近鉄リテーリングにヒアリングをしたり、ホテルの開発検討の際には近鉄・都ホテルズにヒアリングをしたりしています。

就職活動はとにかく、「思い詰めすぎない」ことが大切かと思います。思い詰めすぎると、精神状態も悪くなってしまいますし、面接の本番も緊張しすぎてうまく話せなかったりと、百害あって一利なしです。

どこに入るかよりも何がしたいか、どんな人間になりたいかを考えながら、あまり思い詰めすぎず、就職活動に取り組んで頂けたらなと思います。

博物館巡りが好きです。

写真は国立科学博物館ですが、埋没林博物館や寄生虫博物館等、ジャンル・規模問わず様々なところに行っています。世の中まだまだ知らないことだらけだなと思うとわくわくします。いつかスミソニアン博物館に行ってみたいです。