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大阪のこれからの展望

大阪ベイエリアに、世界がまだ知らない「未来都市」を。

大阪府・市の特別顧問および経済産業省の専門アドバイザーとして、
2025年「大阪・関西万博」の基本構想立ち上げ段階から企画立案に深く関わった橋爪紳也氏(大阪府立大学大学院教授)に、
大阪のこれからの展望について伺いました。

橋爪 紳也

SHINYA HASHIZUME

1960年大阪府生まれ。建築史家。大阪府立大学大学院経済学研究科教授、大阪府立大学観光産業戦略研究所長。「明治の迷宮都市」「創造するアジア都市」「『水都』大阪物語」など著書多数。

橋爪紳也 氏

万博誘致のキーマン橋爪紳也氏が語る
大阪の未来の可能性。

提供:2025年日本国際博覧会協会 提供:2025年日本国際博覧会協会

2025年大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、「Co-creation(共創)」をコンセプトに掲げました。誰もが充足できる社会を探求、「ソサエティ5.0」の社会モデルを提示します。また2025年の世界人口80億人がインターネットなどでアクセス、入場者とともに新しい価値を共に生み出す機会としてゆきたい。ただ私は、万博開催がゴールではなく、あくまでも大阪の未来を拓く契機であると考えてます。万博は、半年間の期間を限った実験都市という役割を担います。会場で示されたアイデアや技術を、博覧会のあとに大阪に実装、「さらに活気に満ちた国際的な街になった」と言われるようにしてゆきたいですね。

未来へ駆けてゆく大阪ベイエリアに
相応しい魅力的な生活空間を。

ATC ATC

国際性に富んだ「大阪ベイエリア」は、誰もがまだ見たことのない新しいものをクリエイトする場として相応しいといえるでしょう。遣唐使船が往来した難波津の時代から、大阪は世界と繋がる港湾都市でした。万博会場の夢洲を含む「大阪ベイエリア」は「大阪市内中心部~大阪湾~瀬戸内海〜海外」を繋ぐ東西の軸線上にあります。未来に向けて「大阪ベイリエア」は、国際交流の拠点という役割を担います。また1980年代以降、インテックス大阪やATCなどの産業振興の拠点、海遊館や大型テーマパークなど、「大阪ベイエリア」は新しい都市機能を次々と生み出した「イノベイティブな街」でもあります。現在も、Osaka Metro中央線の夢洲への乗り入れ、将来的にはJRゆめ咲線の延伸計画など新たなインフラ整備構想が検討されています。MICE機能やIRを誘致することで、夢洲を「国際観光拠点」とする動きも本格化しています。日常と非日常、都市と自然、大阪と世界とのボーダーエリアという立地を活かせば、未来都市に相応しい魅力的な生活空間が、ここに生み出されるはずです。

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※2019年10月現在の情報にて、将来詳細が変更となる場合がございます。

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