今回は、「バーチャルあべのハルカス」をご紹介いたします。 当社はこれまで近鉄沿線の鉄道ネットワークの基盤の上に、ビルやマンション、住宅地、観光地を作り、これら３つの場を結ぶトライアングルの中でビジネスを展開してきました。ところが、コロナ禍による人の行動の変化や人口減少により、従来のこのトライアングルが機能しなくなってきています。このトライアングルの中に、お客様に楽しんでもらうための要素を追加するため、近鉄グループの事業を有機的に結びつけたビジネスモデルを作ることが必要です。

去る2022年11月9日、当社はメタバースの分野で日本のトップランナーであるクラスター社と連携して新しい仕組みを一緒につくりあげていくことを発表しました。
「バーチャルあべのハルカス」では、「あべのハルカス」を舞台にバーチャルとリアルを融合し様々なターゲットにアプローチしていくこと、「あべのハルカス」には鉄道駅、オフィス、百貨店、ホテル、展望台や美術館などの事業を展開しており、それぞれの業種に応じたビジネスモデルの実証実験を行うとともに「てんしば」にはクリエイターが自由に創作活動を行えるインキュベーション機能を持たせることで、ものを生み出す支援を行っていきたいと考えております。